📝要約
本動画では、落合陽一と先﨑彰容が「横並びの平等主義が日本社会を壊しているのではないか？」というテーマで議論を展開する。技術革新やグローバル化の中で、日本社会の競争力を維持するために必要な施策についても触れられる。
1️⃣ 横並びの平等主義の弊害
- すべてを平等にすることで全体の競争力が低下: 日本では、個々の優位性を活かすより、全体の平等を優先する傾向が強い。
- 成長戦略が欠如している: 短期的な成果ばかり求められ、長期的な視野での投資が難しくなっている。
- 「エコひいき」の必要性: 優秀な人材や独自の文化を守るためには、ある程度の優遇措置（エコひいき）が不可欠。
2️⃣ 技術革新と社会の変化
- AI時代の課題: アメリカではテクノロジーを開発する少数のエリートが影響力を持ち、新たな「プラットフォーマー帝国主義」の時代が来ている。
- 民主主義とのズレ: AIの開発・運用を決定する人々が、選挙で選ばれた政治家ではなく、民間企業のトップである点が問題視されている。
- 日本の対応: 日本は、外部からの技術を受け入れる姿勢を持ちつつも、国内の独自技術を絶滅させないための戦略が求められる。
3️⃣ これからの国家像
- エリート育成 vs. 社会の崩壊: スポーツや政治の分野では突出した才能が出てきているが、その裏で国内全体の競争力は低下している。
- 「エコひいき」の二つの形:
- 優秀な人材を育てるエコひいき（例：大谷翔平のような世界的なスターを支援）
- 文化や技術を絶滅させないためのエコひいき（例：国内産業や伝統技術の保護）
- 日本の文化的特性と国際競争: 外国の思想や価値観と向き合う中で、日本独自の戦略が求められる。