コードに「血」が通っていないと感じたことはありませんか? 🧠🩸

1️⃣ まさきという人間の過去

こんにちは、まさきです。
新卒でWeb系のIT企業に就職し、その後IoTの会社に転職しました。
でも実のところ、**「自分からコードを書きたい」**という動機はあまりなかったんです。

仕事だから書いていたけれど、仕事がなければコーディングすることもなく、
何を作りたいかも思いつかなくなっていました。


2️⃣ 初めてコーディングが「楽しかった」と感じた時

思い出せるのは中学生の頃。
家のVAIO(OSはWindows XP)で、メモ帳にHTMLを書いてIEで表示させた時です。
「タグを打てば、表示が変わる」――その瞬間の感動。

それ以来、似たような感動をあまり得られていなかった気がします。


3️⃣ ふと没頭できた、小説という創作

ある日、友達とのDiscordでのやりとりで、アニメ『PSYCHO-PASS』の世界観で遊んでみました。
すると自然とスピンオフ小説を書き始め、気づけば6時間没頭していました。

自分が感情ごと、物語の中に入り込んで書いていた。
久々に、**「情緒が動いている」**という実感がありました。


4️⃣ INFPという特性と創作の親和性

MBTI診断では私はINFP-T
感受性が強く、想像力(または妄想力)が豊かなタイプです。

小説を書くと、登場人物の動きや思考、情景が浮かんできて、それをひたすら言葉にする。
これは、自分にとって「自然な表現」だったのかもしれません。


5️⃣ システム設計よりも「腑に落ちる」感覚を大切にしたい

仕事でシステム設計をする時、手順や構造は書ける。
でも、どこかで**「触れていない」「腑に落ちない」**という感覚が残る。

正しくはあるけど、情緒が通っていない、血が通っていない。


6️⃣ 小説を書く時の「対話感」と設計の違い

小説では、登場人物同士が会話をして、自分の中に「対話」が生まれる。
一方、コードや設計を書く時は「ひとりごと」になりがちでした。

この違いが、自分にとって非常に大きかった。


7️⃣ 「登場人物」から設計を始めるという発想

過去にWebサービスを作ろうとして何度も挫折しました。
その原因は、ターゲットやペルソナが設定できなかったこと。

でも小説なら、登場人物の悩みや欲望を想像し、その人の視点で考えることができる。
すると、必要なツールや機能が自然と浮かび上がってくる。


8️⃣ 想像の力とAIの支援で設計ができるかもしれない

AIを使えば、仮想の人物像も一緒に作れる。
彼らの行動、心情、背景を想像していけば、**「こういう世界観で、こういう仕組みが必要なんだ」**と逆算できる。

それは、INFPが得意とする想像力・共感力の出番でもあります。


9️⃣ 設計とは、現実を小説のように描くことかもしれない

現実の出来事も、小説のように語れば伝えられる。
「誰に伝えるか分からない」から筆が止まっていたけれど、
**「もしその人がいるとしたら」**という想像なら自然に広がる。


🔚 まとめ:情緒ある創作が設計につながる

✅ コーディングに「腑に落ちない感覚」を覚えたとき、小説を書くような感覚を思い出す。
✅ 設定から設計を始めるのではなく、人物から世界を描くように設計する。
✅ 情緒が動けば、コードにも血が通う。

物語を描くようにプロダクトを作る。
それが、私にとって自然で、納得できるやり方かもしれません。


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📝 原文

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2025-04-19
なんかよくわからないけど、コードを書いても血が通ってないと感じる人へ

私は、まさき。
新卒でWeb系のIT企業に就職、その後IoTの会社に行きました。

なんかこう、自分で個人的にはコードを書く意欲とか動機が無いまま仕事をしていて
本当に仕事でコーディングしなければ、これと言ってやりたいことが無くなりました。

そもそも自分がコーディングしていて楽しいと感じられたのっていつだっただろう?
パッと思い出せるとしたら中学生の時に自宅にあったVAIOでOSがwindowsXPの頃だった。
メモ帳にHTMLタグを直打ちして、実際にIEで表示させてみるとそれっぽく表示された時の事だった。

最近ふとしたきっかけで、友達とDiscordでチャットをしていて
友達がアニメPSYCHO-PASSのドミネーターで私を撃つような描写をチャットで返してきて
自分もそれに応じて「何を言っとるか! 私の色相はクリアなはずだ、ちゃんとメンタルケアも怠ってない!」とふざけ始めました。

結果として、ChatGPTと相談しながらPSYCHO-PASSの設定を元に全くのスピンオフを書いていたら6時間没頭していました。
こんなに没頭して打ち込めたのは久しぶりでした。
でも自分に合っているのかも知れないと思えるほどいい経験でした。

MBTI診断をしたら私はINFP-Tで、感受性が豊かだったり想像力もしくは妄想も豊かなので
小説を書いているときは、登場人物の動きや思考、情景が浮かんできて、それをひたすらに言葉にしていました。

多分同じようにINFPの人だったら、なんかこうなったら良いなーとか
こういう風に行動したり、言えたらいいなーって思えることが多いんじゃないかな。

私が考えるに、システムの設計を書くのは、結局のところ手動で何かをやっている「流れ」がありありと想像出来る場合、それを言葉にし、フローチャートのような、この手順の後にはこれが行われる。物事の流れをコードにする。
必要があれば出来るけど、別に自分自身それが趣味でやりたいと思えることはそう多くなかった。

でもそういうコードを書いていて、「触れている」感じがしない。「感情・情緒」を感じない。
客観的には正しいんだけど、「なんか腑に落ちない。」身体的な感覚で納得できない気がしていて、血が通っていない感じがする。そういう感覚だった。

しかし、ふとした小説を書くというきっかけから生まれた、「感情・情緒」「腑に落ちた感じ」
これはいい経験になった。

世界観の設定・制約を意識しつつ自分の想像の中で登場人物がそれぞれの意思で行動したり喋ったりする。
私は自分で書いた小説が、ある意味現実を包含できるかも知れないと思います。
事実は小説よりも奇なりという慣用句が示す通り、事実は小説よりも複雑ではあると思います。
しかし、人や物、事実と心象が交わって進行する小説として描けば描けるのではないか?と思いました。

私は何度もWebサービスを作ろうと思いましたが、計画段階で何度も挫折や破綻をしています。
それの主な要因はターゲットやペルソナの設定ができないということでした。
届けたい人の設定がうまくできないというのが主でした。

設定できたとしても、これで出来るなと想像できると満足してしまって公開に至る前に飽きてしまう。

小説として考えれば出来るかも知れないと考えています。
なぜなら設計や計画であり、何かを作り続ける時に私の心の中での会話は常に「ひとりごと」でした。
ですが、小説を書いているときは登場人物が会話をしていて「対話」になっているからです。

ある人物が抱える願望や悩みを一緒に考え、それに必要な情報や仕組みを作れるとしたら
私のような自身の身体感覚に基づいた納得を求める人だったら、無意識で出来る想像・妄想力を如何なく発揮し、実現できるのではないかとその可能性があると予感しています。

過去に文章を書くとしたら?みたいな本や、Webマーケティングの本を読んで、誰に情報を届けるのかという事を考えた時に、まるで現実味のない事をやらなければならない感じがして、何度もペンがピクリとも動かない状況に陥った経験が思い出されました。

しかし、今はAIもあります。
自分一人だけで考えるのではなく、もしもこんな人物がいたとしたら?そしてその人はこのような心情で生きていて、このような背景だからこそ感じる苦悩や願望を持ち合わせている。
などと想像を膨らまし、その人がどのように自分の思う方向へ進行するかを想像していけば、その途中でこんな機会があったら、こんな人がいたら、こんな道具が、こんな手段があったらいいだろうと妄想は膨らむでしょう。

そこから、じゃあ実際に必要な何か?はなんだろうか?と逆算できるわけです。

幸い私達のようなINFPの人間は、相手が傍にいれば何に悩み、何を望み、というのがかなり細かく感じ取れる様で、嬉しい事にも共感できる反面、悲しいことにも共感できてしまうので
諸刃の剣とも言えるような、メリットでもありデメリットでもある特性を有していて、他の人からは理解されづらい特性でもあります。

私はずっと、相手がはっきりしていれば、その人にぴったりな手段や方向を示すことは出来るのに・・・と思っていました。
そしてWebのように開かれている場所において見えない誰かに、何を伝えたらと、頭が真っ白になってしまう思いを繰り返してきました。

なので、現実も小説のように描いてみたら・・・というのは、自分自身に対するリマインドでもあり、私と同じような悩みを持っていたり、私と同じような正確である人には使えるやり方だと思います。

やっぱり自分が描いた登場人物には愛着のような気持ちを感じます。
それに自分が描いた物語は読み返すと、感動するものがあってとてもいいです。

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